西武・高橋光 英語を毎日3時間猛勉強のワケ「悔しかったので、すぐに始めた」

[ 2020年5月5日 05:30 ]

英語の勉強をする西武・高橋光
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 ニールとともに先発2本柱として期待される西武の高橋光がメットライフドームで自主練習を実施。新型コロナウイルス感染拡大の影響で不要不急の外出を自粛している右腕は「頭に入っているか分かりませんが、毎日3時間やっています」と自宅で英語を猛勉強していることを告白した。

 きっかけは年明けにニールと再会した際に言われたひと言だった。「去年より英語がしゃべれなくなったな」。これに対し「悔しかったので、すぐに始めた」と一念発起。現在はオンラインで講師の指示を仰ぎながら毎日、机に向かっている。学生時代は勉強は得意ではなかったというが「家にいる時間は苦じゃない。時間が足りないぐらいです。野球をしたい!といってストレスをためるよりもいい」と受験生顔負けの“ガリ勉”に変身した。

 猛勉強は主力投手としての責任の表れだ。通算182勝を挙げた西口投手コーチから背番号「13」を継承した高卒5年目の昨季は自身初の2桁10勝でリーグ連覇に大きく貢献。今季も新たにギャレット、ノリンら米国籍選手が加わっただけに「英語が話せれば通訳を通すよりも情報交換など、深い話ができる」と“エース兼通訳”としてチームの一体感もつくり上げるつもりだ。

 今季のオープン戦は2試合、計7回で被安打1、無失点と完璧な投球を披露していたが、未知のウイルスの猛威により開幕は延期。現在も先を見通せない状況は続くが、23歳は生まれた時間を1秒たりとも無駄にはしない。日米の懸け橋となるべく、今日も英単語帳とにらめっこする。 (花里 雄太)

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2020年5月5日のニュース